ロースマリー・シャイブラー
合気道指導員、合気道五段
私は、2010年から当道場にて指導を行っています。現在は、火曜日と木曜日の夕稽古を担当しています。
1981年にアイフェル地方に生まれ、メミンゲンで育ち、1999年にケルンに引っ越し、ここで高校を卒業しました。その後、5年間音楽家(ピアノ、キーボード、アコーディオン)として活動する傍ら、音響技師としての職業訓練を修了しました。10年以上、ピアノ教師としてアルバイトも続けました。
ケルンで数年間功夫の稽古を行った後、2002年にディルク・クロップ先生の合気道道場を紹介されました。最初の直感的な感激はさらに深まり、稽古内容はますます私に良い影響を与えていきました。2005年、5年間にわたる合気道指導員養成講座に参加する決意をいたしました。
思い返してみると、この期間、厳しく規定された枠組の中で、自分のすべての感覚と力を持って、ディルク・クロップ先生の支えを受けながらこの道を究めるという望みがかなえられていました。この何ものにも代え難い集中した5年間の経験は、私に多大な影響を与えました。2010年、養成講座の最後に1カ月間東京を旅行し、合気会本部道場の植芝守央師範の元で毎日稽古を行いました。
2児の母としての日々の生活と共に、合気道を生業にすることは、簡単なことではありません。しかし、特に稽古コースにおける深い内容の伝達と、私にとって合気道が意味するもの ― 考え抜かれた護身とその際の多面的な動き、そして接触時の平然と開かれた態度の注意深い稽古 ― が私にやる気を与えます。